先日、大切な人へのプレゼントを買いに行ってきました。
休日ということもあり、
店内はどこも沢山の人で賑わっていました。

 

沢山の種類からどれが良いか、
アドバイスを頂きたく、
店内を見回しましたが、

どの店員さんもお忙しい様子。
その中でも、
キラッ  と笑顔がとっても素敵な女性の店員さんが
私の視線に気づき、
軽くうなずいてくださいました。

そのうなずきは、
「はい、かしこまりました。
すぐにお伺いいたしますので、もう少々お待ちくださいませ」 と、
遠くからでも十分に
私に伝わってくるものでした。

 
少し目を合わせて、
うなずいて下さるだけで、
サービスを受ける側としては、
安心できるのですよね。

『あっ、私のこと、分かって下さっているんだなぁ』って。

駆け寄ってきてくださったその店員さんに、
お目当ての香水をお尋ねしましたら、

あいにく在庫切れ、
次回入荷待ちとのことでした。

ここで対応が、終わってしまうことが多いのですが、、
さらに、

「もしよろしければ、似た香りのものでしたら、
いくつかございますので、ご案内しましょうか?」

香りの成分などご丁寧な説明をして下さいました。

 

マニュアル通りの対応ではなく、
私の気持ちを察し、

「ノーでは終わらない、イエス」の対応は、
本当に嬉しかったです。
お話しを楽しみながら、
素敵な香水を選ぶことが出来ました。

”次回も、あの店員さんにお願いしたい”
と思っています。

 

目の前の忙しさで、
周りの状況まで目を行き届かせる余裕が無くなりがちです。

 

そして、お客様は、
そのような雰囲気を察し、
声をかけるのをためらいます。

 

でも、

言葉にしなくても、
”気づいて欲しい” サインを
表情や仕草など、
五感から伝えてくれています。

 

”あなたにお願いします”と言われる人は、
自分の五感も 相手の五感から発せられるメッセージも、
大切にして、 仕事をしているのだと思っています。

 

  常に冷静で周り全体への目配りが出来る
  
周囲のメッセージに気づくことは、 コミュニケーションの基本。
忙しい時ほど、
私も、深呼吸して、
一息置くようにしています。
すると、パーッと視界が広がり、
余裕ができる感じがします。
周囲の視線など、
言葉以外のメッセージも感じとることが 出来るようになります。

周囲への感謝、気配り。
接遇のプロとしてどう在りたいのか。
どのような状況でも、
この2つのぶれない軸を持っていることが大切なのですね。